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■2008年08月18日（月）　 [風に立つライオン」ならぬ、「風に立つウシさん」 この偉大な自然の中で病いと向かい合えば 神様について ヒトについて 考えるものですね やはり僕たちの国は残念だけれど何か 大切な処で道を間違えたようですね 詞・ さだまさし なんだかね。最近、考えさせられますよ。日本で生まれた乳牛さんの話です。芝生の上に立つことが出来る乳牛さんなんて、殆ど居ませんよ。この乳牛さんは、ホントに幸せな乳牛さんです。 でも、今の日本で飼われている乳牛さんは、コンクリで固められた牛舎で生まれ、親から子牛は隔離されて育ち、コンクリの牛舎で一生を終える、てなライフサイクルの乳牛さんが殆どです。 でもね、それは、きっと、僕らのせいなんです。 この前まで、牛乳１リットルを買うのに150円でお釣りがきてたんです。この事実を逆に言えば、150円のなかで、農家さんが経営を維持してたんですね。実際、乳牛さんから乳業メーカーさんにミルクが渡るときは、１リットルたったの９０円ですよ。びっくりしませんか？ ９０円で経営を成り立たせようと思えば、乳牛さんの飼い方は、効率的に飼うしかないんですよ。牛舎に閉じこめて、効率的にエサをあげて、効率的にミルクを絞るしか、成り立たない状況なんですね。それが、今の乳牛さんの一生になってるんですね。 今の日本の消費者といわれているほとんどのヒトは、どれだけ農家が骨身を削ってミルクを絞っているか、感じてないです。だから、１リットルの牛乳が30円値上げしただけで、高い、って平気で言う。 食べ物を“安全”に口にするには、お金がかかるんですよ。安全を考えてないから、オリンピックやってるらしいＣ国からくるものは安いんです。でも、考えてみませんか。日本の農家さんを救えるのは、日本人だけなんです。少しでも良いから、国産の畜産物やら、野菜やら、ちょっとお高いかもしれませんけど、買ってもらって、応援してあげてください。 そうでないと、ホントの安全って、得られなくなりますよ・・・、と常々思う今日この頃なのです。